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ザ・バンドやボブ・ディランなど多くのアーティストから愛された、摩訶不思議な男のルーツを辿る奇跡の音楽ドキュメンタリー 2024年12月13日(金)よりYEBIS GARDEN CINEMAにて2週間限定ロードショー!!

映画『ボビー・チャールズ 極楽の歌』公式サイト
2024年12月13日(金)よりYEBIS GARDEN CINEMAにて2週間限定ロードショー!!
つくった楽曲は180曲を超え、250組以上のアーティストが彼の曲を歌う。それでも本人はシャイな世捨て人。『ラスト・ワルツ』に出演するも、唯一映像に残っていない、謎の人物。それが―ボビー・チャールズ。
つくった楽曲は180曲を超え、250組以上のアーティストが彼の曲を歌う。それでも本人はシャイな世捨て人。『ラスト・ワルツ』に出演するも、唯一映像に残っていない、謎の人物。それが―ボビー・チャールズ。
類まれなる才能と影響力を持ちながら、内向的で、名声を得ることに興味がなかったボビー・チャールズ。これは、彼とその音楽に魅せられたニューオーリンズの映画監督ディヴィッド・デュボス氏が9年の歳月をかけて資料と取材先を探し、完成に漕ぎつけた奇跡のドキュメンタリーだ。
ボビーは、生前引きこもりの生活を送り、ほとんど公の場に姿を現すことはなかった。1976年、ザ・バンドの解散コンサート「ラスト・ワルツ」という大 舞台に出演こそしたものの、記録映画にその姿は映っていない。映画を作るための素材が限られる中、彼を知るミュージシャンや友人、家族、そしてボビー本人の貴重な証言を通じて、謎多きその素顔に迫る。
1972年の名作アルバム「ボビー・チャールズ」に参加したジム・コールグローヴやエイモス・ギャレット、ジェフ・マルダー、「ラスト・ワルツ」のプロデューサーだったジョナサン・タプリン、アラン・トゥーサン、そして生涯に渡りボビーと共演を通じて親交を深めたドクター・ジョンといった面々が貴重なエピソードを語る。ボビーのファンであれば、彼の映画ができたという事実自体、驚きを禁じ得ないはずだ。
陶守正寛(音楽ライター・翻訳者)
ボビー・チャールズ / Bobby Charles
1938年ルイジアナ州アビヴィル生まれのシンガー/ソングライター。彼の楽曲はファッツ・ドミノ、ジョー・コッカー、レイ・チャールズ、ジョー・ストラマー、ボズ・スキャッグズ、ポール・バターフィールド、フロッグマン・ヘンリーら多くのアーティストに取り上げられている。1955年、ブルーズ/R&Bの名門チェス・レーベル初の白人アーティストとしてデビュー。そのデビュー曲“See You Later Alligator” はビル・ヘイリー&ザ・コメッツがカバーし広く知られるようになった。1972年、アルバム「ボビー・チャールズ」をリリース。ザ・バンドのメンバーやディヴィッド・サンボーンら錚々たる面々とレコーディングしたこの作品は素朴ながら温かみのあるサウンドで、半世紀以上経った今も根強いファンを持つ。後年もマイペースながら作品を作り続けたが2010年に71歳で亡くなった。
コメント(敬称略・順不同)
ピーター・バラカン(ブロードキャスター)

1972年に知られざる傑作アルバムを作ったボビー・チャールズはルイジアナ州南⻄部の⽥舎で⽣まれ育ったソングライターでした。1950年代にロックンロールの⼤ヒット曲「See You Later Alligator」の作者でもある彼は歌⼿としても素晴らしい才能を持っていたのに、極めてシャイな性格で脚光を避けていました。⽇本には意外に多い彼のファンの⼀⼈としてこのドキュメンタリーをぜひ多くの⾳楽ファンに⾒ていただきたいです。

鈴木慶一(ミュージシャン/moonriders)

人物のドキュメンタリー、特に最近ミュージシャンのもの数々あれど、このボビー・チャールズのドキュメンタリーは 新たな発見や、さらに他のことに目を向けさせてくれた。なにしろ1972年のウッドストックの住人たちと作った「ボビー・チャールズ」というアルバムが頂点で唯一と思っていたから。その前後を観ることによってアメリカの中のフランス音楽の興味深さが浮かび上がる。

樋口泰人(boid主宰・映画評論家)

さっきそこでボビーに会ったよ、相変わらずよれよれで、あれじゃいつ新作ができるものやら、ダメだねこりゃ。 とかなんとかへらへらとあらぬことを口走りたくなるのはこの映画に漂う南部の空気のせいだろう。そしてそんな空気をたっぷり吸いこんだボビーの歌のせいだろう。もうそれで十分だ。

村尾泰郎(映画/音楽評論家)

仲間達が手づくりで作ったようなアットホームな映画。だからこそ、世捨て人のように生きた愛すべきソングライター、ボビー・チャールズの息遣いが伝わってくる。ケイジャン、ニューオーリンズ、ウッドストック、様々な土地の音楽を吸収した彼の音楽は、正真正銘のアメリカン・ミュージック。映画を観終わったあと、大好きな「スモール・タウン・トーク」を聴いて極楽気分に浸った。

萩原健太(音楽評論家)

ぼくがアリゲーターって英単語を覚えたのはこの人のおかげです。日本ではともすれば「スモールタウン・トーク」一発のシンガー・ソングライターと思われがちかもしれません。けど、彼がロックンロール史上で果たした役割の大きさをこの映画が改めて教えてくれます。

つくった楽曲は180曲を超え、250組以上のアーティストが彼の曲を歌う。それでも本人はシャイな世捨て人。『ラスト・ワルツ』に出演するも、唯一映像に残っていない、謎の人物。それが―ボビー・チャールズ。
◉初日来場者にオリジナルポストカードをプレゼント(無くなり次第終了)
◉12月14日(土)18:30の回上映後、トークあり
 登壇者=久保田麻琴(エンジニア・プロデューサー)、ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
※都合により中止となる場合もございます。ご了承ください
出演
ドクター・ジョン、アラン・トゥーサント、クラレンス・フロッグマン・ヘンリー、デルバート・マクリントン、サニー・ランドレス、ジェフ・マルダー、エイモス・ギャレット、ジョナサン・タプリン

監督・製作:ディヴィッド・デュボス
エグゼクティヴ・プロデューサー:チャールズ・ソニエ
編集:ディヴィッド・デュボス
撮影:レニー・デルバート、ゲイブ・メイハン、オリー・サッソン
2024年|73分|アメリカ 字幕監修:ピーター・バラカン
提供:マーメイドフィルム 配給:コピアポア・フィルム
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